人気ブログランキング | 話題のタグを見る

源平観戦日記


第12話「驕る平家」 

■21時15分。出張から家路に急ぐ私にお友達から電話が。
何があったんだろう、「あんたの家、燃えてるよ」とかそういう用件だったらどうしようー! とハラハラしつつ折TELしたら、「いや、たいしたことじゃなかったの、大河観たから」とのこと。

まみころ「えっ、今週の大河、何かあったの??」
友人「ほら。先週の予告で、『五足が斬られた!?』とか思ったじゃない?」
まみころ「うんうん」
友人「あれ、別人だったよ。斬られたのは違う人。」
まみころ「そうなんだー。五足死ななくてほっとした?(※友人は五足好き)」
友人「………でも、ある意味私の中で五足は死んだよ。」
まみころ「えっ、どうしてどうして?」
友人「………」
まみころ「……ひょっとして、禿髪になった?」
友人「ううう、さよなら五足……」

というわけで、今週のテーマは「グッバイ」です。グッバイ重盛、グッバイ盛子、グッバイ裸エプロンならぬ裸狩衣の五足…。
■あとは、痛いシーンが多かった。手首とアタマ。目を背けてました。ぎゃー、思い出すだけでいたいよーいたいよー!!

■今回、義経の出番は冒頭と末尾だけでしたね。でも、義経チームは仲良さそうでいいな。カッチリした佐藤兄弟と、小汚い三郎たちとの凸凹振りも微笑ましい。「100騎が10騎になっても…」と唄ってる彼らが、この先、一つ処で死ねなかったことを思うと、ホント切なくなります…。
■あ、そうそう。義仲初登場でしたね! 思ったより粗野なカンジじゃなかった。
義経に手を振ったときのりりしい表情と、巴に追いかけられてたときのトホホぶりのギャップが楽しかったです。巴、配役が発表された当初は「えーっ」って思ってたけど、その後の大河ムックでの小池栄子が語る抱負を読んで、好感度上がってたんですよね。今日の雰囲気を見る限り、抱負に違わないのではないでしょうか。良い感じになってたと思います。

■楽しげな義経主従に対して、今回の平家は絶頂と転落への兆しの両方を見せてましたね。
重盛役の勝村氏、病人の役がうまいー。宴席でだるそうにしてる演技が!!
ああー、どういうふうにだるいのかわかるわかるー!!って思いましたよ。上手だー。
宴席のシーン、平安時代を扱ったドラマでは滅多にお目にかかれない食事シーンが! 今回の大河って、当時の芸能とか日常の暮らしを再現している部分も多くて、歴史ファンとしてはそこも楽しいですね。
衣装も、夏の直衣と冬の直衣をちゃんと分けてるし、衣食住をできるだけいろいろ見せようという心意気が嬉しい。
今週の清盛が胴巻の上に着てた衣装も面白かった。あれってどういう生地なんだろう??
■平安時代のお食事は、資料集とかで見ると全然おいしそうに見えないんですけど、どうしてだかしら、ドラマ中ではおいしそうに見えました。
知盛がモリモリ食ってたからかしら。あの食べっぷりは社食でヒレカツ定食食ってる独身サラリーマンだ…
そういや、頼盛って最近見ないですね。どうしちゃったのかしら。都落ちのあたりでまた出てくるのでしょうが。

■ニューフェイスとしては、安徳天皇と、あとは清宗が登場しましたね。安徳天皇が出てきたということは、

平家滅亡まであと8年

というカウントダウンが始まったことでもありまして、なんか重いものがズーンときました。
ここで栄華を極めているあなたもアナタもあなたもみんなみんな、西海に消えてしまうのね…と。ふぅ(嘆息)。
■次回はいよいよ以仁王決起ですね。予告を見る限り、平家の公達の葛藤も描かれるみたいで、楽しみです。
by mmkoron | 2005-03-27 22:51 | 大河ドラマ「義経」

<< 現代語で読む 建礼門院右京大夫...      第11話「嵐の前夜」 >>

源平関連の本・ドラマなどの感想文あれこれ
by まみころ
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新の記事
第2話「佐殿の腹」
at 2022-01-17 02:00
第1話「大いなる小競り合い」
at 2022-01-10 15:05
MOON SAGA 義経秘伝..
at 2014-08-17 14:11
カテゴリ
記事ランキング
最新のトラックバック
リンクなど。
きよもりよりもよき
まみころの平家物語サイト。
あらすじ紹介漫画とか人物紹介など。



まみころのブクログ
源平関連以外の読書日記はここに。読む本にあまり偏りはないと思ってたけど、こうして見るとすごく偏ってる。
以前の記事
その他のジャンル