源平観戦日記


第8話「宋銭と内大臣」

■「宋銭と左大臣」やったあとの、NHKスペシャル「ヒューマン」のテーマが貨幣なんですね。
復習用番組が提供されてる気分だ(^^
■私が大好きなゲームに「アサシンクリード」ってのがありまして、その新作が今年の10月末発売に決定したらしいのです。10月末というと、この大河ドラマも終盤にさしかかって、私が「あああと1か月で毎週日曜の楽しみもなくなるのか…」としょんぼりしてる時期ですよね。その時期に新作ゲームを投入してくれるなんて、

世界はなんて私にやさしいんだ…!!

物語の舞台はこれまで 十字軍時代のエルサレムとかアッカとか→イタリアルネサンスのフィレンツェとかローマとか→陥落後50年くらい経ったコンスタンティノープル ときたんですが、次はどこになるんだろう。
町並みのグラフィックがほんとキレイなんですよ。私はイスタンブールは行ったことないからピンと来なかったんだけど、ローマとフィレンツェは旅行して歩き回ったから、ゲームやっててふるえが走った。
日本が舞台だったら嬉しいけど、でも、高い建物の屋根を駆け上がったりするのが楽しいゲームなので、日本の建築は向いてませんね。チャイナマネー効果で中国とかないかな。紫禁城をてけてけアサシン走らせてみたいわ。


■さて。いつものように脱線しましたが、大河の感想です。
今回は、次への仕込みの回というか、インターバル的な内容でしたね。

1)悪左府登場
■彼については、非常に情報が多かったですね。菊酒云々で軽く入ったうえで(あの花びらの取り出し方が、また性格わかるわーって思った・笑)、

・成り上がりの得子に批判的
・きっちり好き(最後、自分で調度にブラシかけてて笑った。八条女院の屋敷に行ったら気絶しそうだ。)
・書類で固めてくタイプ
・高階通憲とは気が合わないわけじゃない(信西のほうが体面を気にしないタイプだけど)
・摂関家は帝と院に対して微妙に二股かけてる

みたいなところは出てきました。
「和歌あんまし詠めない」も出てくるかなーと思いましたが、そこは出ませんでしたね。「誰が歌詠む?」って選んでるところで、まさか頼長が漢詩詠んだりするのか?と思ったけど。
今回、お父さんとお兄さんに「お前を内大臣にしてもらってきたよ」って言われてたから、彼はまだ17歳。彼と清盛は2歳違いですから…えー!あの清盛はまだハタチになってなかったのか!!
■山本耕史氏演じる頼長は、清盛とは間逆の、でも世代的には近い敵って感じで、よかったのではないでしょうか。頭よさそうだし、お上品だし、考えを表に出してこないし。
橋本治氏が頼長のことを「本来主義者」って評してて、私はその言葉は初耳だったんだけど、その表現がすごくしっくりきたんですよ。完璧主義ってのともちょっと違うし、正義感ともちょっと違う、確かに「本来主義」ってぴったりだなーと。「本来に立ち返る」って、道に迷ったときには大切なんだけど、周りの人がそれをやることを楽しいとか、意義があるとか感じられるように働きかけていかないと、ものすごい不発かましますよね。
あと、人に任せるのもヘタな人だったのかもなって。
「他人に任せてられなない!」だったのかもしれないけど、でも、他人に任せて進むくらいが現実的な進度とも言える。この頼長がどう描かれていくのかわからないけど、結構ムカつくキャラになってるので、終盤カラ回りし始めたらスカっとするかもなぁ(^^

2)宋との貿易
■清盛のキーワードとして欠かせないみたいですね。しかし、一緒に宋に行こうと笑いあってる明子が生む重盛(そういや幼名ってどうなるんだろう。四代?…じゃないよね…。)が、清盛の対外政策に批判的になっちゃうのか…さみしいね。
■ここで清盛と頼長の接点を持ってきたのが、面白い。
何度も書いてるので耳タコだと思いますが、清盛主役でやってると、どうしても序盤って清盛のストーリーと朝廷のストーリーが別進行になっちゃうと思うんですよ。
ここで、清盛が持っている「もっと自由にもっと楽しく」って夢に圧力をかけてくる存在として、頼長が出てくるのは、なるほどなーと思いました。
■それにしても鸚鵡ちゃんかわいかったっすね。あのあとどうなっちゃったんだろう…なんだかんだであのまま飼われて「テッテイテキニシュクセイ(間)イタシマス!」とか言ってくれるようになればいいのに。
■ところで。今回、地名がどこをさしてるのかよくわかんなかったことないですか?
私は「博多なのに佐賀なの?」「大宰府???」「で今いるのはどこなのさ!」と混乱してました。まぁ、あまり考えなくてもオハナシの展開には問題ないのですが。
もう一度見直すと、おそらく、
「清盛は、博多にある神埼荘の所領?営業所みたいなの?を訪れた」
「博多の貿易には、大宰府から役人が入って、そこで買い付けがされた残り物について、一般人が買いつけして良いことになっていた」
「忠盛は、神埼荘営業所で扱うものについては、大宰府が立ち入るの禁止!という命令書を偽造した」
のようです。最終的には、平家は神埼荘を自分たちの貿易の本拠地にするそうです。
忠盛パパ、やり手ですね。清盛が厳島神社とか、港湾作りとか、わりと派手なキャンペーン仕事するのに対して、じわじわ自分とこが儲かる手を打ってくるというか。

3)笑顔で心は泣く家盛くん。
■とことん損な性格ですね…。彼はどちらかというと清盛の生き方に憧れてる部分があるのに、常に「あいつと比べるとお前はほんといい子!」って言われちゃうから、自分の気持ちを前に出せない。
「お兄ちゃんが勝手するから自分が好きなことをできない」と恨むわけじゃなく、ちゃんと原因が自分の意志力の弱さにあることも分かってる感じなのが、また不憫です。
彼女と別れるところ、彼女が向こうから出てきたときに、「家盛、会いに来ちゃだめだよ。あんたの性格からすると、会って彼女と話したらもう別れられなくなっちゃうよ…」って思ったのですが、彼自身もわかってたようで、そのまま言葉を交わさず引き返しましたね。そこもまた不憫。ほろり。
■彼はそれでも笑顔だから、誰にも知られないところで鬱屈を溜め込んでるんですよね。この先どうなっちゃうんだろう…って、ドラマストーリー読んだから知ってるんだけど(枝葉までは知らんが)、じわじわ追い詰められてる感じで、見ててつらいわー。
■一方で、清盛さんちはめっちゃハッピーですな。奥さん迎えて、自分の屋敷を持ったんですね。
既に家中仲良しで、自分の居場所を着実に育ててますね。子どもできたって聞いたときの、反応もよかったなぁ。清盛って、このドラマの中では、血族から切り離されてぽつんとしてる存在でしょ。ようやく自分から線を引くことのできる存在ができるんですね。

4)じわじわ巻き込まれてる義清君
■頼長の男色は有名だけど、こっちのパートのほうがよほどBLくさかったわ(笑)。
御製に込められたインナーワールドを読解してしまったことで、帝に見込まれちゃった義清さん。「ひとりにしないでくれ!」って、義清も「えええー俺らそこまで仲良かったっけ!?」状態でしょうね。
アーティストって(多分)孤独だから、分かり合っちゃったらもう一生の同志気分なのかもしれん。
しかし、次回予告では義清はたまこ様をひしと抱きしめてたような。それは、「母の奔放な振る舞い」の結果に苦しめられてる帝への裏切りやん。どうなるんだろ。
■そうだそうだ。得子様は再びご懐妊でしたね。頼長が内大臣になってる時期だとすると、このタイミングで生まれてくる赤ちゃんは八条女院だと思うのですが。だとしたら得子様がまた荒れそうだわ…。

5)義朝の関東だよりの健気さよ…
■ワイルドすぎて、どれが義朝でどれが正清かわからんかった(笑)。
為義&義朝の親子関係もかわいらしくもせつないですね。保元の乱のことを思うと、もう今から胸が痛んでしまう(早すぎ)。で、ここに突如として乗り込んできた由良。
そういうキャラなのかー。彼女がちゃんと描かれる作品って、私はいままで見たことがなかったのですが、頼朝の弟に対する態度とかからすると、正妻腹の矜持は叩き込まれてるんだろうなって思うから、この性格はしっくりきます。わかりやすくツンデレすぎるけど(笑)。
為義がこのときだけはツッコミキャラになってたのが、おかしかった(^^
■今回「ムネコ内親王様にお仕えしてます」って、上西門院統子内親王の名前が出てきましたね。
彼女には、滋子とか、小宰相とか、平家物語関係者が多数お仕えしてるわけですが…本人も出てくるのかな? 美人で有名だったそうですね。後白河と仲良しだったようだし、次回の後白河出番と一緒に出てくるかな? ちょっと楽しみ。


■次回が話が動く回のようですね。いよいよ後白河登場。…って、でもまだ西行出家してないし、後白河って、小学生くらいのトシのはずですよね。
次回はいったい何年の話になるのだろう。得子が生むのが八条女院なのか、近衛なのかもわかんないし、本筋とはちょいずれたところでドキドキします。
■そろそろ清盛ハタチ過ぎたかと思いきや、まだ10代だったわけですが、どんなペース配分なんですかね。
今までの作品を整理してみると

            義経       新選組!     毛利元就  
15話あたり… 頼朝と対面    京都に到着     弟の謀反       
25話あたり… 義仲の死     新選組結成   尼子経久の死     
35話あたり… 壇ノ浦合戦     山南の死    井上元兼誅殺    
40話あたり…  腰越状       平助離脱      厳島合戦
45話あたり… 静や静~♪     源さんの死     隆元暗殺

なんで毛利元就やねん、って、長生き主人公のケースも見てみるかなと思いまして。
で、見ると、15話くらいと、27話(一の谷とか、池田やとかがこのへん)くらいにイベントが来て、その後は40話くらいが鉄板みたい。
で、清盛で配分すると、保元平治の間が短いことを考慮すると…

15話…父親の死
20話台前半…保元の乱
20話台後半…平治の乱
40話…対後白河クーデター
45話…清盛死亡?

って感じなのかなー。平治の乱が終わると、結構配分難しいっすね。私はそこからが一番好きな時代に突入するんだけど…。
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by mmkoron | 2012-02-26 23:12 | 大河ドラマ「平清盛」

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