源平観戦日記


義経紀

バンプレスト / 7140円 /2002年12月発売 / PlayStation2

■発売されたのが2005年の12月。そのあとずーっと今まで放置してました…。
今更ですが、感想です。
「『デスノート』でお馴染みの小畑健先生がキャラクターデザイン」ということで発売前には話題になっていたそうです。
そして発売後には特に話題にものぼらず、現在公式サイトも閉鎖されていることから内容は推してはかるべし
■ジャンルとしてはダンジョン形式のアクションRPG…で、いいのかな。
鞍馬山から壇ノ浦まで10弱のステージがあり、そこで提示されるミッション(「戦闘でボスに勝つ」が多い)を達成することで、次のステージに進めます。
ステージのメインのミッションのほか、吉次が持ち込む相談事など小さなミッションもあるので、そこでレベルを貯める形です。
■主人公はタイトル(よしつねき、と読む)どおり、義経。
鞍馬山を出て、壇ノ浦で平家を倒すまでの物語です。
壇ノ浦で平家を率いるあの人を倒せばエンディングですが、その後日談として「三種の神器を集める」「平家の残党を討つ」といった小ミッションもあります。
アイテム全部集めたいとかレベルを最強にしたいというやり込み派のための仕掛けのようですね。

■まずはキャラクターとグラフィックについて。
小畑絵は美麗ですが、CGが原画のテイストと技術についていけてないといった状態です。
義経が戦う相手は、生身の人間よりも「怨霊や怨霊に魂を乗っ取られてしまった人」「怨霊そのもの」のほうが多いためか、元のキャラ設定はちょっとおどろおどろしいカンジです。小畑絵って元々体温低そうな絵柄ですから、本来はピッタリなはずなんですよね。
だけど、CG技術がそれを再現できてなくて、ゲームで見るCGキャラはつるんとしてるのです。小畑絵にコストの殆どを投資した結果、グラフィックにかける予算がなくなったんじゃないかと勘繰りたくなります。もったいない。
ちなみに、「ギャラリー」で原画を閲覧できるようになってます。

めっちゃラフ。ホントにラフ。おどろくほどラフ。

そりゃモチロン巧いのですが、これを得々として掲載する製作サイドはいかがなものか。
■いけないいけない、辛口コメントが続いてしまいました。キャラの話に戻ります。

義経…キレイ系お兄さん。声が女性。
    特に男性っぽく声色を変えることもしてないので、
    静との会話がなんだか「おにいさまへ…」の世界。
静…王道の「義経とは幼少時に一度出会っていた」設定。そのときに義経に救われてる。
   義経とは恩義以上恋人未満ってカンジ。前述のとおり、二人の会話は百合チック。
弁慶…怨霊に操られて五条の橋で刀狩り。「99本。あと1本…」って言ってた。
     百本が目標らしい。まぁ確かに千本だと1日1本で3年かかるし、妥当か。
    気のいいおっちゃんって感じ。
伊勢三郎…夏の湘南とかにたくさんいそうな顔。女房が…って言ってるから所帯持ち。
       このゲームでは最初に義経の家来になる。
与一…ゲームでは奥州所属。佐藤兄弟ポジションも兼ねてる。
    飄々と軽いおにいちゃん。ゲーセンとか好きそう。
頼朝…ほとんど出番がない。特徴のない顔だった。義経と涙の対面をしながら、
    感慨深い声色で、「これからは兄上と呼ぶな。お前は家来だから。」と言い出す。
    そのちぐはぐ感がコワかった。
義仲&巴…義仲はよくある「敵役義仲」のイメージだと思い。アロハに金ネックレス的な。
       巴は和風なスっとした美女なのですが、コワい。
       「ここで義仲か義仲の部下の兵士が暴力を働くのかなー」と思った場面で
       巴が真っ先に手を出してた。女子プロ悪役な性格。
清盛…ちっちゃい。しかし可愛くはない。
教経…壇ノ浦で登場なので、強い。「耳無し芳一」を意識したのか、顔の半分にお経。
重衡…一の谷のボス。色黒なナイスミドル黒マント紳士。なぜだー。
維盛…自殺したはずなのに屋島に出没。
    弁慶が「拙者や木曾殿のような人間が怨霊に憑かれると恐ろしいが、
    弱虫維盛なら全然へっちゃら!(意訳)」とか言い出す。失礼なヤツだな!
    原画は公開されてないけど、多分小畑デザインではないんだけど、雰囲気は
    「ヒカルの碁」の人を幽霊っぽくした感じ。声が上品で良かった。
景清…源平討魔伝のオマージュなのか、般若っぽいお面をつけてる。屋島に登場。

登場キャラの有名ドコロはこのあたりでしょうか。
■戦闘の特徴は
 ・集めた仏神の加護によって自分の能力に追加効果をつけることができる
 ・ゲージをためることで、「借神攻撃」というキャラ特有の大技が出せる
 ・勝手に動く味方キャラに声をかけたり、相手の動きに合わせることで、協力技を使う
あたりですね。3つ目は巧くキマると嬉しいです。仲間がぶん投げた敵を、義経が追いかけて斬る、とか。
■まみころとしてはあまりオススメはしませんが、「戦闘マップ(ダンジョンみたいなマップの中を駆け回ってラスボスを目指す)の途中ではセーブができない」という作りゆえか、ラスボスはさほど無闇な強さではないので、ゲーム初心者でもクリアしやすいとは思います。
(でもまみころは15時間くらいかけてしまいました…。)
■そうだそうだ、私はこのゲームの音楽が結構好きでした。
合唱を結構使ってるんですよね。GENJIは雅楽風、義経英雄伝はオーケストラっぽい普通のゲーム音楽でしたが、このゲームは、鼓とか謡とかをイメージしてるようです。
そうそう。人の声を結構BGMに使ってるから、ちょっと生々しくおどろおどろしい雰囲気は出してるんですよ。あとはCGがもうちょっとどうにかなれば、ちゃんとイメージ統一できてたのになぁ。惜しい!
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by mmkoron | 2007-07-27 23:38 | ゲーム

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