源平観戦日記


第6話「我が兄頼朝」

■今日は趣向を変えまして、今まで「時間かかるし、書くの大変だからやめとこう」と思ってた実況中継風で参ります。今打ち込んでる横で、小さな画面でDVDの映像出しながらのレポートでございます。

■うつぼ兄は、常盤のことをエサにして鞍馬山から遮那王をおびき出します。しかしうつぼ兄とその仲間のチンピラに囲まれた遮那王は平然と「追剥ぎなら無駄なこと。めぼしいものは何も持っておらぬ。」しかしこのうつぼ兄はなにせうつぼを遊女宿に売っぱらった女衒野郎です。後白河院に売られるーー(←めっちゃ杞憂)全力で逃げてーー遮那王ー!!
しかし遮那王泰然としてます。常盤のことはウソだよーんとバラしたうつぼ兄の言葉でプチ切れ。殴りかかるチンピラ共をひらりと、と申しますかふわふわとかわし、くるりくるりと回転しつつ……お願いもうワイヤーはイヤー。 ※つまんないので自分で減点
遮那王にしたたかボコられて、チンピラ一同は逃げ出します。
しかしその中の一人、一番純朴そうなヤツが逃げ遅れました。
駆けつけた五足はそいつを切ろうとしますが、遮那王はそれを止め、傷ついたお前を置いていくヤツらなんかのところに戻るなとやさしく諭すのでした。
遮那王の第1の家来になる、喜三太との出会いです。
喜三太は遮那王に恩義を感じたのか、この襲撃は「平家の侍」に頼まれたのだと話して去っていきます。うっそー! 濡れ衣よー!! 襲撃を命じたのはあのキモい下っ端侍よー!!!! あああ世の中は誤解で成り立っている…
■一方うつぼ兄は。五足が連れてきたじぃさんに一喝され、すごすごと都から出て行きます。
五足曰く「都の暗がりで生きとって、朱雀の翁を知らんのか!」
このじいさん、かなりスゴい人のようです。何をしてる人なんでしょうか。勝手に想像しちゃいます。それにしてもうつぼ兄はホントに納得して出てったのでしょうか。また出てきて何かやらかしそうだなぁー。
■こうしてうつぼ兄は出て行ったわけですが、うつぼは兄のことをわびるため、遮那王を訪れます。土下座して謝るうつぼ。謝りながら涙します。
ここがちょっといいシーン。
うつぼは申し訳なさだけで泣いてるのではない。遮那王はうつぼの涙の意味をちゃんと理解しているのです。「いやな兄でも、去られると寂しいのだな」。ひとりぼっちになってしまったうつぼの寂しさを、やはりひとりぼっちの遮那王はわかっているのです。
ひとりぼっちになってしまったと凹むうつぼに、遮那王は言います、
「五足もいる、わたしもいる」。
「わたしもいる」のところでようやく微笑むうつぼ。正直者めが!!
■さてこの頃都では。清盛と重盛に、盛国が鞍馬山の遮那王の様子を報告してました。遮那王を危険視する重盛の発言を聞きつつ、遮那王はいくつになったかと遠い目で尋ねる清盛。
清盛にとっては、遮那王は憎憎しい存在ではないのです。
直後、福原の都に人柱を立てるという話に激怒一喝する様子と対照的です。
■そんな清盛に不安なのは時子。自分の息子宗盛・知盛・重衡の3兄弟を呼び寄せ、お父さんの情の深さをみんなでフォローしなさいよとはっぱをかけます。
遮那王キライ歴10年以上の宗盛はノリノリ(この人もしつこい性格してるなー)。遮那王を殺しちゃおうぜと提案しますが、知盛は慎重論。重衡も乗り気じゃありません。
いいなーこの3兄弟、みな演技が達者なので、観てて面白い。性格も「粘着質」「冷静正論」「鷹揚」と気持ちよく分かれるし。
「あの牛が、幼い頃遊んだ我らに弓引くとは思えぬが」という重衡に宗盛、忌々しげに
「遊んだのはそのほうら二人ではないか!」

…ホントは一緒に遊びたかったのかね、宗盛…

■またまた場面は鞍馬山。金売り吉次は遮那王に対して熱心に奥州へ脱出することを勧めます。最初は怪訝そうな遮那王ですが、吉次の「秀衡は奥州に浄土を築こうとしている」というコトバと、兄・頼朝の名を聞いたことに心が動きます。
■で、頼朝のいる伊豆です。頼朝は愛妾・亀の前といちゃいちゃ楽しく過ごしていました。庭に畑を作ろう、ナスとウリを育てたいねとうきうき語ったり。

かっぱ君(@DCカード)のためにキュウリにしてあげてください。
プルーンでも可。

■頼朝は東国の武士達の顔色をうかがいながらひそやかに暮らしてました。
なので東国の武士たちは頼朝のことはかなり見下しております。会議でも笑いもの。その会議に乱入した勇ましい女性がいました。北条家の息女・政子です。
キリっとしたしゃべり方、キビキビした仕草。会議で聞いたモメ事について「私がかけあってこよう」と口を出したり、かなり「男には負けん!」タイプの女性です。
そんな彼女はいのしし狩りの途中で、頼朝に出会います。落馬したところを見られ、馬に乗ろうとしてずっこけたところを助けられ、第1印象は最悪。帰宅後に「あいつを殺すー!」と息巻くのでした。漫画的ですね。可愛い。
「草燃える」の政子@岩下志麻が都ぶりで知的な頼朝に「すてきー」と目がハートになってたのとは対照的ですね。
■ところで政子と時政のシーンで「平家をしのごうという気概がないのか!」などのセリフがありましたが、北条氏も含め、あのあたりの武家は皆平家ですよね。どちらかというと「都のヤツらをしのごうという気概がないのか!」のほうが正しいニュアンスだと思いました。

■鎌倉から引き返し、今度は鞍馬山の遮那王。
遮那王は清盛を憎むことができず、なぜ自分が狙われるのかと苦しんでいました。
そんな彼にお徳は、平家一門は巨大になり、最早清盛の思惑だけで機能しているのではないと告げるのでした。お徳、ナイスフォロー!
■常盤の館には、吉次が寄付に来てました。何か伝言あったらどうぞどうぞと勧める吉次ですが、常盤は思案の末、「平家に狙われているようだが、御身お大事に」という発言を取り消し、修行の身の上なのだから何も言うことはないと言いなおします。
どうして吉次はこんなにこの母子を援助するのでしょう。その理由は福原貿易です。
平家がこのまま権力を握り、福原で外国との交易を独占すれば、奥州藤原氏や、奥州藤原氏経由で金を購う吉次が不利益をこうむるのです。
さすが元祖関西商人! ボランティアでは動きませんな!!(←偏見です)

■今度は弁慶登場。弁慶は橋の上で遮那王を探してました。むしろ平家よりこっちのほうがアブナイです。あんたの捜してたヤツは「遮那王」だよ、と教えてもらって、おメメきらきらする弁慶。自分の捜してた人が源氏の御曹司だと知って、勝手に運命の出会い呼ばわりしてます。もうこの人の中でふたりのドラマティック・ストーリィーが始まってます。
多分

パッションパッション 弾んでパピヨン つないだ手を離さないでね
ドキドキ色の冒険が 今 始まる  (@岡田あーみん)

のようなテーマソングが脳内をかけめぐってます。遮那王、逃げて!今すぐモンゴルにでも逃げて!
■そんな危険が自分に迫っていることも知らない遮那王は、覚日の出家の勧めを断り、今の中途半端な状態を脱却し、仏門にいてはできない何かを成してみたいというポジティブな欲求に目覚めてました。祝・ニート卒業。


■次回予告では見事弁慶が仲間に加わってました。弁慶がどう仲間に加わるのか、見物です。
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by mmkoron | 2005-02-13 22:40 | 大河ドラマ「義経」

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