源平観戦日記


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第30話「忍び寄る魔の手」

■こんばんは、まみころです。今日、有馬温泉から帰ってきてお肌つるつるです。
途中で、義経関連の食玩を見つけ、「おおーっ、これが話に聞く源平食玩!」と2つ購入しました。1コ目がいきなりシークレットの義仲で、「まぁー、私ってばラッキー!」と喜んだのですが、なんと2コ目も義仲。
……ひょっとして、この「シークレット」って、別に本数が少ないわけではない? おんなじの2コになっちゃって持て余し気味です。ちぇっ。


■今回の「義経」はわりとおとなしめの内容でしたね。
とりあえず、「魔の手」はやはり法皇様だったということで(笑)。
「法皇様の人物を見極める!」と出かけていったのに、あっさり泣き落としにハマって帰って来る義経。かわいいなぁ。
言われてみれば、法皇様と義経は「母親が絶世の美女」「父親との接触がほとんどない」という点だけ見れば、境遇が似てるとも言えるのですねぇ。しかし運命に翻弄された常盤と、むしろ周りを翻弄した待賢門院璋子ではずいぶん違う気もしますが。。。
■法皇様ががしっと肩をつかんだとき、義経が硬直してたのが笑えました。あれはあまりの畏れ多さに緊張したのか、はたまた妖怪レーダーが作動(笑)したのか…。

■義経側にもいろいろあったわけですが、しかし今回の主役は頼朝だったようです。
大姫と対面したときの表情、安達盛長に弱音を吐くところ、政子にキレるところ。タッキー義経が一本調子な分、こっちが人間の陰影を見せてくれてますね。好対照になってて、まぁ災い転じて福と為すというところでしょうか。
そういえば。大姫、「狂人」が放送コードにひっかかるのか、「奇人」と言われてましたね。しかし「奇人」「畸人」だと単に「ヘンな人」「変わった人」の意味や、「ヘンでスゴい人」の意味にもなりかねないので、ニュアンスは違う。ちょっと「言葉狩り」気味だなーと思いました。
■頼朝の殻が視聴者に対しては剥がされてきてるのと比べると、底知れぬカンジがするのは政子ですね。大姫に対してすごく感情移入してふつーのお母さんになるときと、「頼朝殿のことがわかってきました」とスッと冷静になるところとのギャップがこわいー。
物事の成り行きを一番客観的俯瞰的に見てるのは、実は彼女かもしれない。
彼女は、頼朝の「なよなよした物言い」のウラにある低温な野心に惹かれたわけですが、実際には頼朝はそこまでクールではなかったわけですよね。
そうすると、彼女はどうなっちゃうんでしょう。「クールじゃない頼朝様も素敵!」となるのか、はたまた、頼朝から離脱するような形で、彼女自身が低温な野心を体現していくのか。
なんか、この大河の政子は後者になりそうだなー。

■うーん。今回は平家が出てこなかったからかしら、あまり書くことないですね。
次回は屋島だし、いっぱい書くことになるのかな。台風中継ばりに、またまみころが実況中継することになるかもしれません。
それにしても、また次回予告で景季が不思議な言動を…。彼は只の義経ファンなのか!?
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by mmkoron | 2005-07-31 22:53 | 大河ドラマ「義経」


第29話「母の遺言」

■会社の「そろそろイイ歳なので、自分と仕事との付き合い方を考えましょう」という研修で、MBTIというのをやりました。
「仕事の仕方」に特化した性格診断なわけですが、人間の「優劣」よりも「違い」の認識によって課題を解決しようとする思想には、SPI試験よりも共感できました。
で、私はISFJタイプという結果。
全16タイプが見渡せるシートを見ながら、「大河の維盛もISFJだよなー」と思いました。
このタイプは仕事上でピンチに陥ると、「何事も大げさにとらえて思い詰めはじめる」そうです。まさに維盛(笑)。
うわー、私も補陀洛渡海しないように気をつけよう!

■さて。大河の感想でございます。
維盛です維盛。ISFJの維盛(勝手に断定)! 
ついに旅立ってしまいましたよ…ドライアイスの海に。「僧の姿に様変わりしてるのに、相変わらずキラキラしい面影が残ってるので、熊野をコソコソ移動してても目立っちゃう…」ってなくだりがなかったのは残念でしたが、ちゃんと最期まで描かれましたね。なかなか幻想的でした。あそこだけ舞台的というか。
■彼については、どんどん追い込まれる様子を丁寧に追っていたので、今回いきなり「入水しました」という結果から語られましたが、「何をいきなり」という唐突さはありませんでした。
経子ママが泣いてくれたのが印象的。大河では仲良しでしたね、この母子。
宗盛や知盛が、「多分自分たちにも原因があるんだろうなー」と思いつつも、そこについては口が重い…ってあたりは、人間関係がリアルでよろしかった。
資盛は「私が兄上のぶんまで戦いますー!」って言ってましたが、この人、三草山で逃げ出すときにも同じようなこと言ってたので、あまり信用せずに聞いておきたいと思います(笑)。

■いきなり平家話から始めましたが、今回は本来は義経周囲の人間関係がメイン。
まず、検非違使を拝命するかどうか、院・頼朝との関係の話。
ピュアな義経主従がじれったいー!!(笑) 
最初に何が問題なのかに気づいたのが佐藤兄だったのは、嬉しかった。キャラや役割として、そうあってほしいなーと思ってたので♪
次回予告でねっとり接近してくる法皇様がめちゃ怖かったっす。逃げてくれ義経ー!!
■それにしても、「じれったい」は頼朝に対しても言えます。
義経の弱みを知ってるのに、フォローしてやろうという発想がないところ。どこかでイジメてやろう、ツラい思いをさせてやろうという気持ちがあるんじゃないのかー?と思ってしまいます。まぁあの義経は人間のサドっ気を煽るようなキャラですが(笑)。
ところで、大河の義経はISFPだと思います。内向・感覚・感情・知覚。

■次に、結婚話。すごいですね、事後承諾で結婚ですよ! ああ私は現代人でよかった!!
義経も気の毒ですが、事情がわかってない男に嫁ぐ萌さんも気の毒ですね。どんなポジションなんでしょう。頼朝側のスパイだったりするのかしら。どきどき。
■静に義経が「そばにいてほしい」と語るところ、あれ、みなさんはどう思われました?
私は「えーっっ」って思わず口をついちゃいましたよ。酷なこと言っるとおもっちゃった。
母元へ返して、こまめに通ってあげるのが一番だと思うんだけどなー。会話の流れ上、ああ言って変わらぬ愛情を示すしかなかったんだろうけど、静にはストレスフルな状況になりそうですね。
どうせなら「新選組!」のパロやってほしかったなー。
ずっと静に内緒にしてて、いよいよ萌さんが来ちゃった、二人が対面しちゃう!という状況で主従が
「こちらは、鎌倉から来た弁慶の妻なんです!」
「二度目の恋をしてしまいました! 千鳥にはどうぞご内密に……!!」
とドタバタ。そして義経が登場し、
「みんな…それなりにありがとう」。
無理か。

■最後に、常盤。
結果的に、はからずも常盤がその命で、義経と後白河の対面を阻止した形になってたことに、もらい泣きしちゃいました。
死ぬ2日前の、常盤から義経への遺言も。親が、我が子の美点を誉め伸ばすのではなく戒めなきゃいけない状況って、やりきれないですね。
私には子どもはいませんけど、実際そういう状況になったら、そうさせる世の中を内心うらむだろうなー。
わりと淡々としたシーンでしたが(それは演出なのかタッキーの演技力の以下略)、いろいろ考えちゃうシーンでした。
遺言、私は能子のことを義経に託してほしかったのですが、そこはカットされちゃったのかな。ここで能子のことを話してれば、壇ノ浦への伏線になると思ったんですけどね。
大河の常盤は、首尾一貫して自分を愛した男たちへではなく、子ども達への愛情で生きてたところが印象的でした。この常盤にとっては、義朝も、3人の男のひとりでしかないのでしょうね。そういう常盤もアリだと思った。

■さて、次回は「忍び寄る魔の手」。
予告を見る限り、魔物は法皇様ですか(笑)。いやーこわいー逃げて逃げて義経ぇー。
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by mmkoron | 2005-07-25 00:18 | 大河ドラマ「義経」


第28話「頼朝非情なり」

■バーゲンに行って、またしてもセール除外品を買って帰ってきてしまいました。
なんて良いお客さんなんだ私は……。



■あああ、ついに義高君が殺されてしまいました。
いろんな作品でこのシーンは観てますが、しかし何度観ても悲しい。
そういや私の初恋の男の子も名前が「よしたか」だった! 
…それと感傷との因果関係はありませんが。
■脱走した義高に対面した頼朝の、なんとも言えない複雑な表情が良かった。
脱走した人質への毅然とした表情を出したいんだけど、それよりも彼の境遇に共感してしまう気持ちのほうが大きくて、巧く表情が作れずにいる……といったところでしょうか。中井貴一、流石に巧いなぁ。
頼朝は以前に、義高と自分を重ね合わせて、「形は恭順していても、心はそうではない」と言ってましたが、それはかなり理性が勝った分析だったと思います。
今回はもっと深いところで、義高の
「今のままでいて良いわけがない。自分は何か行動しなくてはならない。」
という切実な気持ちを理解してしまった。
そうなったらもう殺すしかないわけです。第2の清盛にならないために。
■逆に、政子のほうは大姫にシンクロしてましたね。
大姫のために、と頭を下げる(滅多に見れないよ!!)政子は、昔の自分が頼朝に向けていた想いゆえに、大姫が義高に向ける想いの真摯さがわかる。
だから義高を殺させたくない。
■そういや、いつも義高の境遇に義経や頼朝が共感するのはイメージしてたけど、大姫の境遇に政子が共感するというのはあまりイメージしきれてなかった。
今回、頼朝と政子それぞれの対照的な動揺を見て、初めて思い至りました。
■捕まった義高が、大姫にもらったのかな?おそろいの花の数珠をしてるのが泣けました。
ヘタな説明がなかったところが良かったと思います。
義高の最期も、無言のままだったところが良い。
義経も頼朝も勝手に義高に共感してその心を理解したつもりになってたけど、義高にしか解らない義高だけの思いだってある。無言だったことで、それを残せたんじゃないかな。
■番組最後のご当地紹介、入間川でしたね。
義高って埼玉方面に逃げたんだ…そういやあまり地理を意識したことなかった。
「犯罪なり家出なりするときには北に逃げる人が多い」「北に逃げたほうが見つからない」という話を昔聞いたのを思い出しました。義高は別にそんな本能的カンで行き先決めたわけじゃないけど(^^;

■話が前後しましたが、あとは重衡と義経の会話も見所のひとつでしたね。
なにせ私は重衡FANですから、もう画面かぶりつき状態で観ましたよ!
■同じ思い出を共有してても、それぞれが自分の思い出に想いを馳せるだけで、相手の思い出と交感しきれないところ。どこかよそよそしい対話だったのが逆にじーんと来ました。
「ああもう昔には戻れないんだよなー」と。
単にタッキーの演技力のせいかもしれんが、ここは「良かった探し」の精神で(笑)。
■そうそう。義経は「平家が世の中を良くしきれなかったから、鎌倉殿と組んで世の中を正すんだ」というようなことを重衡に語ってましたが……。
平家政治のよしあしがいつからお前の決起の理由になったんだ義経!
義経、心の履歴書が捏造されてますよ。まぁ、最初は
「とにかくここから出なきゃ何もできない!」
みたいな、盗んだバイクで走り出す15の夜(@オザキ)的なところから彼の旅が始まってるので、後付けで志望動機を入れていくしかないのは解るのですが…。重衡がさらっと聞き流してたからヨシとするか(^^;
■で、その重衡ですが、不思議に落ち着いて明るいところが良かった。
「そう、これこれ! これが平家物語の明るさだよなー」と思ったのです。
キーキーッとバタバタ騒いでるんだけど、終わりが決定的になると不思議と淡白でスッキリしちゃう。明るい定年じゃなかった、明るい諦念、と申しますか。
「これも宿命だ」と重衡も言ってましたが、相手のせいでも自分のせいでもなく、「こういう運だったんだろう」。これが仏教的センスなんですかね。平家の平家たる感覚が出てるように思えて、あの重衡の態度は好きでした。
勿論、鎌倉殿の前で毅然としてる姿もカッコよかったです。せっかく一の谷前には直衣にクラスチェンジしてたのに、直垂姿なのが泣ける…。
■で、重衡を奪われてしまった平家のみなさんのほうですが…。
珍しい!! 宗盛がイタくない!(笑)
時子は平家物語や宮尾本のように「重衡を取り戻したい」と泣きまくることもなく、グッと抑えてましたね。理性が勝った母上でした。
そのぶん輔子が泣いてました。明子が一緒になって「弟じゃないですか!」と詰め寄る姿は、そうだよな都の貴族だったこの女性たちには、戦だからとか武士としての分別とか関係ないし、理解の範疇外だもんな、と妙に納得。
■前回、一の谷で平家が一門の公達のほとんどを亡くしていることの描写がなかったこと。それが今回惜しかった。
それがあったら、女性達の「重衡だけは生きてたのか!」と大喜びするのも、なんとしてでも助けたいと思う気持ちも引き立ったと思うんですよ。
あと、逆に男性陣が「あれだけ一門の公達が討ち取られたのに、弟だからと重衡ひとりを庇い立てできない」と思う気持ちも。惜しかったなぁ~。
ただ、期待してるのは、輔子さん。彼女の身も世もない嘆きが描写されてたこと。
この人、後に壇ノ浦では鏡を抱えて走りますよね。
「夫の命と引き換えに守った鏡なんだ、源氏に渡してたまるか!」って描写を、ぜひ丁寧にしてほしいなー。


■さて、戻ってまいりました。
義高の斬首によって、今回から義経と頼朝の思想の違いも顕在化してきましたね。
大河のサイトとかでは「違い」と言ってるけど、私も今「違い」と書いたけど、実際にドラマ観てると違うというよりも「頼朝の発想に義経の想像が追いついてない」印象を受けますが。
それは計算の上での演出なのかしら。それともやはりこれもタッキーの以下略。
■憎くもない、むしろ恩義のある相手・平家を倒すことを、
「だって自分は源氏だから」
という落としドコロで自分を鼓舞している義経としては、頼朝のビジョンにうまく入っていけないでしょうね。
「武士の世の中」が、自分の考えてる「新しい世の中」と重ね合わせられるものなのかも、まだ測りかねてるだろうし。義経の言ってる「新しい世」は抽象的だから、判断つかないだろうな。
そうなると義経は一旦自分の仕事に没頭するしかない。
番組HPを見る限り、今後義経は「静」から「動」へとシフトしていくようですが、とにかく動くことで何かを見つけようという足掻きになるのかな?と想像してみるまみころでした。

■そんなこんなの29話。次は常盤との別れのようです。常盤死んじゃうのか…。
最後にひとこと。
「千鳥と語らってるシーンの弁慶、表情がやけにエロいよ!!」
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by mmkoron | 2005-07-17 22:59 | 大河ドラマ「義経」


第27話「一の谷の奇跡」

■いよいよ一の谷です。ミラクル一の谷です。半端に英語で言ってみましたすみません。
なにせ見せ場ベスト5に入るであろう回(残りは宇治川と屋島と壇ノ浦と平泉。)、今回は実況中継風におおくりいたします。
ちなみに現在私の部屋のBGMは堀江美都子&こおろぎ’73「君がいるから」。ドラえもんの映画主題歌の中で「少年期」と同率1位で大好きです。

■いつもの前フリから番組は始まります。
「今のところ平家有利」を視聴者に刷り込んでいます。神戸を攻めるわけですが、メインの軍が大阪側から三宮あたりを攻め、サブの軍が山側をこそこそ進軍して明石側、神戸の西から須磨区に侵入する作戦です。
山側、大変そうです。今でも六甲山をドライブすると死にそうになりますよね。カーブの数が看板になってるのですが、100以上は確実にカーブがあった記憶が
そんだけカーブをつくらないと越えられないような山を大急ぎで進軍するんですから、義経たち大変です。
■さてそう思ううちにOPが始まりました。「回想」で牛若・重衡・知盛あたりの子役の名前が出るかな?と期待しましたが、出ないようです。残念

■義経軍は搦手として山なりに進軍してますが、そこで軍議してます。
平家が西の軍を敷いている一の谷は、後ろが険しい崖だそうです。そのおさらい。
駿河次郎は静岡出身ですが、神戸へ来たこともあるらしく、「一の谷の後ろは屏風を立てたような崖」と話してくれます。やっぱりココを攻めるのは大変そうですね。義経もこの時点では逆落としは考えてないようです。そりゃそうですね、今の時点で既に逆落とし作戦考えてたら、それは単なる絶叫マシーンマニアです。
ではここで平家軍に中継つなぎます。生田のまみころさーん。

■はい、こちら生田のまみころです。生田と言っても神戸の生田です。TVの収録で有名な「生田スタジオ」は東京都です。
■こちらでは平家の皆さんが「源氏との矢合わせがいつになるか」、つまり戦闘開始がいつになるかを予想し合ってます。
宗盛さんは「2月4日が亡き清盛入道の命日で、うちは法要するから、まさかその日には攻めてこないだろう」と仰ってます。
なるほど、源氏軍は「お前ら一族全員まとめて同じ命日にしてやるぜ、うひゃひゃひゃひゃ!」と言い出すほど野蛮ではないということですね。
でもって、5日と6日も陰陽道的によくない日だそうで、7日になるだろうとのことです。後ろにちらちら見えるご兄弟の皆さんの、聞き流してるカンジがとてもステキです。知盛さん、重衡さんのほか、維盛&資盛ご兄弟もいます。
宗盛さん、毎日出勤前には「今日の占いカウントダウン」観ちゃうタイプですね。子どもの頃も外出を占いで決めてましたけど、20年経っても相変わらずのようです。
今日のラッキーカラーとか気にするタイプです。
■「戦闘開始7日説」はかなり根拠が怪しかったのですが、知盛さんによると、進軍スピードから計算しても7日が妥当とのこと。安心しました。


ところで、今回、進軍スピードが平家側の予測の範疇であるようです。
今までの義経モノで定番の「義経の進軍スピードが神ワザ」という描写はなくなっちゃうようです。そこは残念ですね。


■こちら、源氏側リポーターのまみころ´です。
義経軍は無事三草山までやってきましたが、義経さんはどうやら前方の山に「ただならぬ気配」を感じているようです。ニュータイプですよこの人。ガンダムに乗れますよ
私たちオールドタイプにはよくわかりませんが、ホントに前方に敵が陣を敷いてました。資盛軍です。資盛さん、先日は生田にいたので、あの後大急ぎで布陣したんですかね。寧ろこの人のほうがスゴいんじゃないかとも思う。逃げるのも早いし。
■義経さんはさらに、こっそり一の谷の見学にも行きます。案内人は、伊勢三郎が三草山偵察の際に知り合った、三郎&妹のまごめさんです。
一の谷はやっぱり険しい崖です。でも義経さんは、いろいろと思うところがある模様です。
■さて。当面の課題は、目前の三草山の資盛軍をどうするか、というコトです。義経さんは味方の兵力を温存したまま三草山を通過したいらしく、「大軍に見せかけて夜討し、敵が自分から逃げ出すように仕向ける」作戦に出ました。
お兄ちゃんの維盛さんがかつて富士川でこの手の状況で敗退してるので、流石に資盛さんはひっかからないんじゃ……と思ったら、あっさり引っかかりました。

■神戸の本陣からお届けします、まみころです。
しかも、なんと資盛さんは「負けました」と報告して、そのまま本陣に戻らずに屋島に逃げちゃったそうです。アイター。
こっちに残ってる維盛さんが、「弟の不始末は私が!」と、出陣を要請してます。結局いつも貧乏くじ引いてますね維盛さん。
でも、知盛さんは出陣を止めます。今、味方の軍を分散させたくないのです。
義経さんは「三草山を無傷で進軍→平家軍の一部が三草山へフォローに駆けつける→でも駆けつける間に義経軍は先に一の谷へ→敵軍が分散してて源氏有利」というプランでいたわけなので、知盛さんのこの判断で、義経軍はまたしても正攻法を阻まれた形です。
でもそのあたりの駆け引きが、このドラマではあまり強調されてないのが、なんとも残念。
■そうそうそうそう。法皇様からのお手紙も届きました。
「今、和睦を源氏側にも交渉してるから、まだ戦っちゃダメよ」という内容です。
はっきり申しまして、知盛さんも重衡さんも全然信じてないようですが、宗盛さんだけはちょっと信じたい気分になってるようです。「本当のお父さんなんじゃないか」とも思った相手ですものね、法皇様は。


■まみころ´です。現在一の谷裏側にいます。
義経軍はここで軍を2つに分けることになりました。70騎の精鋭部隊が一の谷の背後、山の手側へ。残りは西側から迂回するルートをとります。ここまで義経さんと一緒だった安田義定さんとはここでお別れです。
さて、この安田義定さんについてちょっと。
彼はこの後に遠江を任されるのですが、梶原景時らの讒言で滅ぼされてしまいます。このドラマでは最初義経によそよそしかったのが、お別れのときにはかなり親しげになってますね。そんな安田さんも後の悲劇の中に巻き込まれていくのです。
一の谷では、この後に平経正ら山の手(夢野)軍を蹴散らすことになります。

■突然ですが、生田のまみころです。割り込み失礼します。
さあ、生田方面では戦闘が始まりました。
時間は卯の刻。つまり朝6時です。朝からハードだ!
知盛さんは馬を走らせながら兜を受け取ってました。かっこいー!
私は、昔、自転車で駅へ向かうお父さんに「お父さん、お弁当!」はやったことありますが、うちのお父さんは知盛みたいにカッコよく受け取ってはくれませんでしたよ。


■一の谷のまみころ´です。
義経さんの軍もいよいよ崖の上に来ました。思ったより急勾配です。上級者コースってカンジ。
しかし義経さんは、三郎に「鹿はこの崖を行き来してる」と聞いて、この坂(っつーか崖)を下りる気まんまんです。それを聞いた梶原景季さん、笑顔になって

「ご武運を!(ニコッ☆)」

「よし、行きましょう!」とかじゃないのかよ! うわっ、思いっきり見送りモードです。
 「次はジェットコースター(3回転)に乗ろうよ!」
 「私は写真撮ってあげるよ☆」

という会話よりもさわやかに返してます。こいつやっぱ曲者だよ!!
だったらお前安田さんたちと一緒に行けばよかっただろ! ここまで来ておいて見送りかよ!
今回の景季、パパの軍とも離れたので「二度駆け」もおきませんし、宇治川でも「先陣争い」しなかったし、「いいヤツなんだけど、ただの情報提供&連絡係」になってます。
「ときめきメモリアル」における早乙女好雄的役割です。お前は今日からよしおだ、よしお!!
■で、義経さんは空を見上げます。雲の隙間から差し込む朝日。白馬のイメージが彼の脳裏を駆けます。イメージトレーニング中のようです。降りる降りるとき降りれば降りろ…
「かたがた、参る!」さあ、突撃です! みんな(除・よしお)一斉に駆け下ります。ああっ、コケちゃった人も沢山います。いたそうー! でもみんな自分で手一杯なので、見捨てて駆け下ります。
可哀想。コケちゃったあの人の戦はこれで終わっちゃったんですね…(っつーか、あんな坂でコケたら死亡確定なのでは…ぶるぶる)。


■まみころです。まだ生田にいます。
一の谷の平家軍はまさか背後を突かれることはあるまいと、のんびりお水を飲んだりしてたらようですが……、とたんにあたりが騒がしくなりました。大変ですー! 義経軍急襲だそうです!
こっちでは朝の6時から戦闘始まってましたが、知盛さんは弟の重衡さんを一の谷・山の手側に応援に行かせることにしました。


■一の谷のまみころ´です。
一の谷は乱戦状態です。射られ燃やされ蹴られ斬られ、もう平家軍はボコボコにされてます。とりあえず宗盛さんや安徳帝、女性たちを乗せた御座船は難を逃れてるようですが。
義経、かなり殺陣がいいカンジです。
撮影用の大鎧がどんだけの重さかは知りませんが、キレのある動きです。義経、黙って戦ってるときが一番カッコいいよ・・・!
あっ、重衡さんです。早っ。もう生田からこっちに到着したんかい!
弓を引き絞って義経に照準合わせてましたが、乱戦の中、単騎で弓なんて引き絞ってスキありすぎです。あっさり弁慶に馬から落とされてしまいました。
男らしく「三位中将」と名乗ります。幼い頃遊んだ「重衡兄様」との再会に絶句する義経。重衡さんも、相手から名乗られ、「牛若か…」と呆然。
よりによって一番仲良しだった重衡を捕虜にすることになってしまいました。
しかし、前回「平家を全滅させれば、そのときこそ争いのない国になる」と極論をぶっこいてた義経さんです。もう後には引けますまい。
■義経さんはその後、本隊のカバ兄様・梶原景時さんたちと合流しました。
兄様に誉められてうれしそうな義経さんでしたが、景時さんには三種の神器を奪還できなかったことを遠まわしに責められてしまいました。
えー、でもそれは本隊の役目なんじゃないのかー? そこまで遊撃隊がやらなきゃいけないのかー? ぶーぶー。
お前から父ちゃんに何か言えよなよしおー。(すっかりよしお呼ばわり)


■まみころです。退却した知盛さんと一緒に御座船にいます。
知盛さん、ここで長男・知章を見捨てる形で逃げてくるという辛い経験をしてるはずなのですが、そのあたり、さらっと無視されてます。
そもそも、重衡がどうなってるか誰も心配してくれないのが泣けます。
宗盛さまは法皇様に裏切られたショックで茫然自失だし。
そんでもって、山の手の通盛軍に加わってたはずの維盛が、やたら小奇麗な鎧姿でしれっと御座船にいるのが、不可解ナリ。どうしたんだ維盛。病欠したのか維盛。

■ここまでお付き合いいただきありがとうございました。では、今回のおさらいです。
 1)義経が神ワザスピードで進軍する様子が端折られてたので、
  この戦いならではの「スピード感」が発揮できてなかったのが残念。
 2)知章も敦盛も忠度も無視。なので、この戦いが平家に及ぼした精神的ダメージが
  視聴者に伝わらない。
 3)「またしても福原を焼くことになった」「最愛の息子・重衡が絶望的状況になった」
  時子の描写がない。これは次回に持ち越しか?
 4)知章戦死の場面がないので、知盛の重要エピソードが一つなくなった形
 5)重衡の捕まり方がアホっぽい(これは私の個人的文句です。)
 6)義経の殺陣が良かった
 7)法皇相変わらずコワかった。「舞え舞え蝸牛」を唄ってたけど、
  「巧く舞ったら花園で遊ばせてやろう」のくだりの表情がコワかった。
  遊ばされるのは平家なのか義経なのか。

次回は義高のエピソード。今度は戦闘ではなく、しんみり路線ですね。
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by mmkoron | 2005-07-10 22:25 | 大河ドラマ「義経」


第26話「修羅の道へ」

■先日、ひょんなことから久々に三国志を読みました。本棚を整理してたらちくま学芸文庫が出てきたので、そのまま読みふけってたのです。
私が高校生の頃、ちょうど横山光輝先生の三国志がTVでやってて、結構なブームだったのです。で、私も一緒に波に乗って熱心に三国志読んでました。
当時好きだったのは、魏の荀イクと、呉の陸遜。
重衡もそうですが、私は「土壇場で裏切られる」人のドラマに引き込まれるようです。
幕末で好きなのは桂小五郎です。顔が好きなのは勿論ですが(正直者)、臨終の「西郷、いいかげんにせんか…」がいいですね。

■さて、前置きはこのくらいで、本日の感想です。
今回は、「木曽殿最期」と「一の谷」のインターバルですね。内容としては

1)義仲の残された家族(義高・巴)の様子
2)静や郎党たちとの穏やかな暮らし
3)巻き返しをはかる平家一門

が大きなところでした。
■まず1)。
巴、多分まだ1ヶ月も経ってないはずなのですが、めっちゃボロボロでしたね。どんな恐ろしい目に遭ったのかと思うと…(T_T 木曽に帰ればそれなりに居場所はあるようにも思うのですが、一目義仲の首が見たかったのでしょうか。
義経に「怒りも恨みもパワーになる」ってなことを言われて、ふらふらと去っていきましたが、このままフェイドアウトしたら救われないですね。ガイド本通りの再登場を期待します。
■そして義高。
義高の子役の演技ももちろんですが、頼朝が良かったー!!
大姫に「よしたかさまはどうしてないておられるのですか?」と訊かれたときの表情が!
その前は自分の体験を思い出しながら、「子どもには子どもの知恵がある。あの殊勝な態度も、知恵だ。」ってなことを言ってたわけですよね。
でも大姫の言葉を聞いたときの表情。
頼朝は理性の人だから、思い出も理性的に整理してるけど、でもそうやって整理しちゃうと埋もれてしまう感情がある。
「よしたかさまはどうしてないておられるのですか?」
知恵だけじゃない、子どもは親が死んだらやっぱり悲しくて寂しいんだ。頼朝はそのことを突きつけられたんじゃないかなと感じました。
思い込みかしら。でも、頼朝の表情の変化や動揺に、私はそういう心の動きを感じました。

■次に2)。
最初の頃に義経が丹後局の部屋に呼ばれるシーンがありましたが、覗き込む法皇が、こえー!! でらこえぇぇー!!!
法皇様、ここはそんなお店じゃありません!!(笑)
■泣く場所ではないのですが、義経と静が、郎党たちが踊って騒いでるのを微笑ましげに眺めてるシーン、泣けました。ちょっと前は、佐藤兄弟はバカ騒ぎには入らずにちょっと距離を置いてお上品にしてる様子でしたが、すっかり一緒にバカやる仲間になってるのですね。
現在が1184年の1月末。屋島まであと1年…。
■静の舞、あの声は吹き替えですか!? いきなり高い声でビビりましたー。
顔はとっても可愛いと思うんですけどね、口元がぷくっとしてるのも含めて。
声がわりと低いのが、白拍子役としては致命傷なのかなぁ。ぼそぼそしゃべる、実は根暗そうな静…ってのが、私は新鮮で気に入ってるのですが。
うつぼとの三角関係は、うつぼが引き下がる形で終結したようですね。この先義経が正妻娶ったときに、うつぼがどう出るのか、それもまた楽しみです。
まぁ定番に「静さまを泣かせるなんて!」って怒ったりするのでしょうが。
■あっ、そうだそうだ。
鞍馬山にも行ってましたね。ここでも「たまにはここへ帰っておいで」と言われてました。
義経の人生は、居場所を探してさまよい続けたような一生でしたが、それでも自分の起点にできる場所はあったのですね。このドラマの義経は、不幸なばかりではないですね。

■最後に3)。
福原の海を前に時子が立つシーン、あそこは私まで昂揚しました。
時子がどんどんカッコよくなってますね。別に勇ましいわけでもないんだけど、彼女が一族の精神的支柱になっているのはよくわかる。
■一方、気の毒なのは維盛。
てっきり一の谷は病欠なのかと思ってたのですが、通盛軍の下とは……(涙)。
自分の責任として、降格扱いにも不平を言わない彼は男らしいです。横で資盛が悔しそうにしてるのが印象的でした。きっとこの後資盛はこの悔しさを晴らすために頑張るんだろうなー。
■しかし通盛軍!? 維盛、通盛軍に投入ですか!
あのへん(山の手)にいたメンバーって、通盛も盛俊も経正も経俊も業盛もことごとく途中で討ち取られて死んじゃってると思うのですが(生きてるのは能登殿くらい?)。
……維盛、どう生き残るのか。これも見所です。「うっかり」生き残っちゃうのかしら。
でも山の手からまっすぐ海へ向かって直進して、どんどん途中で刈り取られて行く…という山の手メンバーに維盛が入っているというのは、今後の展開への納得度は高いかもしれません。
「もういいよ…」って思っちゃいますよね。きっと。
他の人よりも弱かったというだけではなく、他の人よりも過酷な状況に立会いすぎて、疲れてしまうのが早かったのかもしれない。

■と、いうわけで次回は一の谷!
たのむよー。今日みたいに選挙速報入らないでくれよぉー。
(災害情報が優先なのは勿論ですが、しかし選挙速報は正直「あとにしろよ! あとに!!」」って思う…)
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by mmkoron | 2005-07-03 22:07 | 大河ドラマ「義経」

    

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