源平観戦日記


第27話「一の谷の奇跡」

■いよいよ一の谷です。ミラクル一の谷です。半端に英語で言ってみましたすみません。
なにせ見せ場ベスト5に入るであろう回(残りは宇治川と屋島と壇ノ浦と平泉。)、今回は実況中継風におおくりいたします。
ちなみに現在私の部屋のBGMは堀江美都子&こおろぎ’73「君がいるから」。ドラえもんの映画主題歌の中で「少年期」と同率1位で大好きです。

■いつもの前フリから番組は始まります。
「今のところ平家有利」を視聴者に刷り込んでいます。神戸を攻めるわけですが、メインの軍が大阪側から三宮あたりを攻め、サブの軍が山側をこそこそ進軍して明石側、神戸の西から須磨区に侵入する作戦です。
山側、大変そうです。今でも六甲山をドライブすると死にそうになりますよね。カーブの数が看板になってるのですが、100以上は確実にカーブがあった記憶が
そんだけカーブをつくらないと越えられないような山を大急ぎで進軍するんですから、義経たち大変です。
■さてそう思ううちにOPが始まりました。「回想」で牛若・重衡・知盛あたりの子役の名前が出るかな?と期待しましたが、出ないようです。残念

■義経軍は搦手として山なりに進軍してますが、そこで軍議してます。
平家が西の軍を敷いている一の谷は、後ろが険しい崖だそうです。そのおさらい。
駿河次郎は静岡出身ですが、神戸へ来たこともあるらしく、「一の谷の後ろは屏風を立てたような崖」と話してくれます。やっぱりココを攻めるのは大変そうですね。義経もこの時点では逆落としは考えてないようです。そりゃそうですね、今の時点で既に逆落とし作戦考えてたら、それは単なる絶叫マシーンマニアです。
ではここで平家軍に中継つなぎます。生田のまみころさーん。

■はい、こちら生田のまみころです。生田と言っても神戸の生田です。TVの収録で有名な「生田スタジオ」は東京都です。
■こちらでは平家の皆さんが「源氏との矢合わせがいつになるか」、つまり戦闘開始がいつになるかを予想し合ってます。
宗盛さんは「2月4日が亡き清盛入道の命日で、うちは法要するから、まさかその日には攻めてこないだろう」と仰ってます。
なるほど、源氏軍は「お前ら一族全員まとめて同じ命日にしてやるぜ、うひゃひゃひゃひゃ!」と言い出すほど野蛮ではないということですね。
でもって、5日と6日も陰陽道的によくない日だそうで、7日になるだろうとのことです。後ろにちらちら見えるご兄弟の皆さんの、聞き流してるカンジがとてもステキです。知盛さん、重衡さんのほか、維盛&資盛ご兄弟もいます。
宗盛さん、毎日出勤前には「今日の占いカウントダウン」観ちゃうタイプですね。子どもの頃も外出を占いで決めてましたけど、20年経っても相変わらずのようです。
今日のラッキーカラーとか気にするタイプです。
■「戦闘開始7日説」はかなり根拠が怪しかったのですが、知盛さんによると、進軍スピードから計算しても7日が妥当とのこと。安心しました。


ところで、今回、進軍スピードが平家側の予測の範疇であるようです。
今までの義経モノで定番の「義経の進軍スピードが神ワザ」という描写はなくなっちゃうようです。そこは残念ですね。


■こちら、源氏側リポーターのまみころ´です。
義経軍は無事三草山までやってきましたが、義経さんはどうやら前方の山に「ただならぬ気配」を感じているようです。ニュータイプですよこの人。ガンダムに乗れますよ
私たちオールドタイプにはよくわかりませんが、ホントに前方に敵が陣を敷いてました。資盛軍です。資盛さん、先日は生田にいたので、あの後大急ぎで布陣したんですかね。寧ろこの人のほうがスゴいんじゃないかとも思う。逃げるのも早いし。
■義経さんはさらに、こっそり一の谷の見学にも行きます。案内人は、伊勢三郎が三草山偵察の際に知り合った、三郎&妹のまごめさんです。
一の谷はやっぱり険しい崖です。でも義経さんは、いろいろと思うところがある模様です。
■さて。当面の課題は、目前の三草山の資盛軍をどうするか、というコトです。義経さんは味方の兵力を温存したまま三草山を通過したいらしく、「大軍に見せかけて夜討し、敵が自分から逃げ出すように仕向ける」作戦に出ました。
お兄ちゃんの維盛さんがかつて富士川でこの手の状況で敗退してるので、流石に資盛さんはひっかからないんじゃ……と思ったら、あっさり引っかかりました。

■神戸の本陣からお届けします、まみころです。
しかも、なんと資盛さんは「負けました」と報告して、そのまま本陣に戻らずに屋島に逃げちゃったそうです。アイター。
こっちに残ってる維盛さんが、「弟の不始末は私が!」と、出陣を要請してます。結局いつも貧乏くじ引いてますね維盛さん。
でも、知盛さんは出陣を止めます。今、味方の軍を分散させたくないのです。
義経さんは「三草山を無傷で進軍→平家軍の一部が三草山へフォローに駆けつける→でも駆けつける間に義経軍は先に一の谷へ→敵軍が分散してて源氏有利」というプランでいたわけなので、知盛さんのこの判断で、義経軍はまたしても正攻法を阻まれた形です。
でもそのあたりの駆け引きが、このドラマではあまり強調されてないのが、なんとも残念。
■そうそうそうそう。法皇様からのお手紙も届きました。
「今、和睦を源氏側にも交渉してるから、まだ戦っちゃダメよ」という内容です。
はっきり申しまして、知盛さんも重衡さんも全然信じてないようですが、宗盛さんだけはちょっと信じたい気分になってるようです。「本当のお父さんなんじゃないか」とも思った相手ですものね、法皇様は。


■まみころ´です。現在一の谷裏側にいます。
義経軍はここで軍を2つに分けることになりました。70騎の精鋭部隊が一の谷の背後、山の手側へ。残りは西側から迂回するルートをとります。ここまで義経さんと一緒だった安田義定さんとはここでお別れです。
さて、この安田義定さんについてちょっと。
彼はこの後に遠江を任されるのですが、梶原景時らの讒言で滅ぼされてしまいます。このドラマでは最初義経によそよそしかったのが、お別れのときにはかなり親しげになってますね。そんな安田さんも後の悲劇の中に巻き込まれていくのです。
一の谷では、この後に平経正ら山の手(夢野)軍を蹴散らすことになります。

■突然ですが、生田のまみころです。割り込み失礼します。
さあ、生田方面では戦闘が始まりました。
時間は卯の刻。つまり朝6時です。朝からハードだ!
知盛さんは馬を走らせながら兜を受け取ってました。かっこいー!
私は、昔、自転車で駅へ向かうお父さんに「お父さん、お弁当!」はやったことありますが、うちのお父さんは知盛みたいにカッコよく受け取ってはくれませんでしたよ。


■一の谷のまみころ´です。
義経さんの軍もいよいよ崖の上に来ました。思ったより急勾配です。上級者コースってカンジ。
しかし義経さんは、三郎に「鹿はこの崖を行き来してる」と聞いて、この坂(っつーか崖)を下りる気まんまんです。それを聞いた梶原景季さん、笑顔になって

「ご武運を!(ニコッ☆)」

「よし、行きましょう!」とかじゃないのかよ! うわっ、思いっきり見送りモードです。
 「次はジェットコースター(3回転)に乗ろうよ!」
 「私は写真撮ってあげるよ☆」

という会話よりもさわやかに返してます。こいつやっぱ曲者だよ!!
だったらお前安田さんたちと一緒に行けばよかっただろ! ここまで来ておいて見送りかよ!
今回の景季、パパの軍とも離れたので「二度駆け」もおきませんし、宇治川でも「先陣争い」しなかったし、「いいヤツなんだけど、ただの情報提供&連絡係」になってます。
「ときめきメモリアル」における早乙女好雄的役割です。お前は今日からよしおだ、よしお!!
■で、義経さんは空を見上げます。雲の隙間から差し込む朝日。白馬のイメージが彼の脳裏を駆けます。イメージトレーニング中のようです。降りる降りるとき降りれば降りろ…
「かたがた、参る!」さあ、突撃です! みんな(除・よしお)一斉に駆け下ります。ああっ、コケちゃった人も沢山います。いたそうー! でもみんな自分で手一杯なので、見捨てて駆け下ります。
可哀想。コケちゃったあの人の戦はこれで終わっちゃったんですね…(っつーか、あんな坂でコケたら死亡確定なのでは…ぶるぶる)。


■まみころです。まだ生田にいます。
一の谷の平家軍はまさか背後を突かれることはあるまいと、のんびりお水を飲んだりしてたらようですが……、とたんにあたりが騒がしくなりました。大変ですー! 義経軍急襲だそうです!
こっちでは朝の6時から戦闘始まってましたが、知盛さんは弟の重衡さんを一の谷・山の手側に応援に行かせることにしました。


■一の谷のまみころ´です。
一の谷は乱戦状態です。射られ燃やされ蹴られ斬られ、もう平家軍はボコボコにされてます。とりあえず宗盛さんや安徳帝、女性たちを乗せた御座船は難を逃れてるようですが。
義経、かなり殺陣がいいカンジです。
撮影用の大鎧がどんだけの重さかは知りませんが、キレのある動きです。義経、黙って戦ってるときが一番カッコいいよ・・・!
あっ、重衡さんです。早っ。もう生田からこっちに到着したんかい!
弓を引き絞って義経に照準合わせてましたが、乱戦の中、単騎で弓なんて引き絞ってスキありすぎです。あっさり弁慶に馬から落とされてしまいました。
男らしく「三位中将」と名乗ります。幼い頃遊んだ「重衡兄様」との再会に絶句する義経。重衡さんも、相手から名乗られ、「牛若か…」と呆然。
よりによって一番仲良しだった重衡を捕虜にすることになってしまいました。
しかし、前回「平家を全滅させれば、そのときこそ争いのない国になる」と極論をぶっこいてた義経さんです。もう後には引けますまい。
■義経さんはその後、本隊のカバ兄様・梶原景時さんたちと合流しました。
兄様に誉められてうれしそうな義経さんでしたが、景時さんには三種の神器を奪還できなかったことを遠まわしに責められてしまいました。
えー、でもそれは本隊の役目なんじゃないのかー? そこまで遊撃隊がやらなきゃいけないのかー? ぶーぶー。
お前から父ちゃんに何か言えよなよしおー。(すっかりよしお呼ばわり)


■まみころです。退却した知盛さんと一緒に御座船にいます。
知盛さん、ここで長男・知章を見捨てる形で逃げてくるという辛い経験をしてるはずなのですが、そのあたり、さらっと無視されてます。
そもそも、重衡がどうなってるか誰も心配してくれないのが泣けます。
宗盛さまは法皇様に裏切られたショックで茫然自失だし。
そんでもって、山の手の通盛軍に加わってたはずの維盛が、やたら小奇麗な鎧姿でしれっと御座船にいるのが、不可解ナリ。どうしたんだ維盛。病欠したのか維盛。

■ここまでお付き合いいただきありがとうございました。では、今回のおさらいです。
 1)義経が神ワザスピードで進軍する様子が端折られてたので、
  この戦いならではの「スピード感」が発揮できてなかったのが残念。
 2)知章も敦盛も忠度も無視。なので、この戦いが平家に及ぼした精神的ダメージが
  視聴者に伝わらない。
 3)「またしても福原を焼くことになった」「最愛の息子・重衡が絶望的状況になった」
  時子の描写がない。これは次回に持ち越しか?
 4)知章戦死の場面がないので、知盛の重要エピソードが一つなくなった形
 5)重衡の捕まり方がアホっぽい(これは私の個人的文句です。)
 6)義経の殺陣が良かった
 7)法皇相変わらずコワかった。「舞え舞え蝸牛」を唄ってたけど、
  「巧く舞ったら花園で遊ばせてやろう」のくだりの表情がコワかった。
  遊ばされるのは平家なのか義経なのか。

次回は義高のエピソード。今度は戦闘ではなく、しんみり路線ですね。
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by mmkoron | 2005-07-10 22:25 | 大河ドラマ「義経」

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