久松潜一・久保田淳 校注/岩波文庫/630円/1978年発行
■平家の公達の日常の様子がいろいろ載っていると聞いたので、買ってみたんです。そしたら。
しまったー、岩波文庫って現代語訳入ってないんだった!!
結局図書館で現代語訳と照らし合わせつつ読みました。買った意味ないじゃん、とほほ…。
■右京大夫の恋人であった資盛はもちろんですが、そのほか維盛や重衡も出てきます。重衡はこっちを読んでから平家を読むと、かなり印象変わります。その後に乳兄弟に見捨てられ、苦悩の中で悲惨な最期を遂げることを思うとかなしくなる、明るく闊達な貴公子です。維盛はあまり変わらない(^^;
維盛が謙遜じゃなくマジで和歌嫌いだというのは、これを読んでてよぉくわかりました。